美容師スタイリストと言えば一般的に休みが少ないイメージでは無いでしょうか?
実際、一般的なオフィスの仕事と比べるとほとんどの美容室は休みが少ないと言えますね。
美容師スタイリストはハサミを使う技術職の仕事なので、常日頃から技術を磨く時間を必要とされますし、接客業なのでお客様に合わせて営業を行うからでしょう。
一般的には、美容師スタイリストというと人気があり華やかな職業という印象だと思いますが、現実のところ美容室業界は人手不足で自由に休みを取りにくい状況といえます。
休日が少ないと、心身ともにリフレッシュ出来ず、疲れが溜まる一方で疲労困憊してしまいますよね。
これだと、せっかく憧れて美容師スタイリストになっても長期的に働いていく事が困難になってしまい残念ながら夢を断念するという方も少なくはないのです。
目次
一般的に美容師のお休みは平日になることが多い
髪の毛を切りに美容室に行くなら、ゆっくり休みの日に行きたいと思うのが、一般的ではないでしょうか?
忙しくて仕事後に髪の毛を切りに美容室に行く人もいるかもしれませんが、
比較的土日祝日は、美容室が混む曜日です。
一般企業にお勤めのOLさんとかですと、土日祝日休みが圧倒的に多いと思いますが、美容師のスタイリストやアシスタントは逆で、お休みは基本的に平日が多いです。
美容師のスタイリストやアシスタントという職業は、土日祝日が稼ぎ時になるからですね。
このように、確かに多くの美容室はシフト制で勤務日が決まっていて土日に休みを取るのが難しいものの、最近は希望の休みを申請して調整が出来れば土日休みを取得している美容師さんもいますので、土日祝日は絶対に休めないというわけではありません。
平日休みのメリット
平日が休みだと、どこへ出掛けても土日のような混雑状況に遭遇しなくて済むのでとても快適です。
車でドライブもしやすいですし、土日だと特に混んでいるディズニーランド等のレジャー施設も遊びやすいですね。
また、人気のカフェや、最近流行りの一人カラオケも平日であれば空いていて入りやすいのでおひとり様には有難いです。
特に携帯ショップ等は土日祝日にいくととても混んでますが、平日であればそこまで待たずに窓口に案内されます。
病院、市役所、免許更新、住所変更、郵便局などの施設は、土日だと限られたところしか開いていないこともあります。
その点、平日休みであればわざわざ仕事を休まずに手続きや診察を受けることが可能です。
さらに平日は飛行機や新幹線の予約も取りやすく、しかも比較的安いです。
ホテルも土日より安いので、遠出の際にも平日の方が断然お得なのです。
平日休みのデメリット
世の中見渡すと、土日祝日休みで働いている人が多いので友達や家族と予定を合わせずらいのがデメリットです。
平日休みの場合は連休もあまりないので、どうしてもまとまった休暇は取りづらいというのも挙げられます。
土日祝日は何かとイベント開催が多く、もし行きたいイベントがあったとしても参加できないこともあるでしょう。
子供が出来て、学校に通い始めると運動会などは土日に行われます。
そうした行事に参加するために休みをもらうとなると、なかなかお店の状況によっては難しいかもしれません。
また、平日休みだと子供が学校が終わった後か、子供に学校をお休みさせて出かけることになります。
遅くまで出かけてしまうと子供にも負担になってしまうので、あまりいいとは言えません。
人気のスタイリストほど休みは取りにくい?
基本的に美容師スタイリストは接客業でお客様ありきのお仕事なので、お店の美容師の人員が足りない時や、お客様から指名が入っている場合は、状況によって出勤する事がありますが、随時お店の従業員同士で相談、調整しながらシフトに入るので、休日は調整して現場の状況を見ながらお休みを取得出来ます。
ただし、人気の美容師スタイリストとなると、指名が多く取れて嬉しい半面、休憩する暇
が無いとか、お休みが取りにくくなるのが現実ですね。
このように、休みの事だけを考えるとただ単純に辛そう!大変そう!という、ネガティブな印象になってしまうと思いますが、ネガティブな事だけではありません。
指名が増えれば、当然頑張ったら頑張った分給料に反映されますし、お客様に喜んでいただけるお仕事なので大変だけど指名が増えてお給料も増え、やりがいを感じることができるお仕事でもあるので、好循環に働いていければ長期的に美容師でスタイリストやアシスタントとして経験を積んでいけるのではないでしょうか。
美容師の年間休日数はどれくらい?
美容師スタイリストの月の平均休日日数は、6~7日程です。年間休日で見ると72日~84日程になります。それに比べて、一般企業の1年間の休日日数は、平均して120日位と言われていて、1年のうち、土日祝日や年末年始の休みを全て含めて120日位です。
一般企業の休日から比べると美容師の休日はやや少なめといえます。
10年前位の厚生労働省の平成22年度生活衛生関係営業経営実態調査データ(※)によると、美容業の全体の94%が、年間休日96日以下です。
月の休みが8日であると年間の休日は96日となります。同データで、美容業の年間休日の75%が、月の休み4日~6日となります。
・参考資料
厚生労働省の平成22年度生活衛生関係営業経営実態調査
美容師(スタイリスト)でもしっかり休める美容室は?
全国の美容業9割以上が、年間休日100日を切っているというのが実情です。
ですが、中には、美容室で年間休日数1、2位を争う、業界トップクラスに休日が多く、
年間休日110日取得出来るというUNIX(ユニックス)という美容室があります。
こちらの美容室の採用ページの “休暇・休日”の項目を見てみると、「年間休日110日 週休2日制/年2回7日間の長期休暇 、産前休暇、育児休暇、特別休暇、有給休暇、介護休暇」と、福利厚生が手厚く書かれています。
店舗は、東京、神奈川、千葉、埼玉で展開しているので一都三県でお住いの方は特に注目ですね。
憧れの美容師スタイリストの夢が叶っても、休日が少なくて体調を崩してしまう等で辞める事になってしまいたくないですよね。
しっかり働くには、しっかり休むことも必要だと思いますので、「最近あまり休めてないな・・・」「お休みが少ないかも?」と感じるようでしたら、自分の働き方について、見直すいい機会かもしれませんね。