美容師スタイリストはブランクがあっても大丈夫?サロン(美容室)選びで押さえておきたい6つのポイント

美容師(スタイリスト)のブランク

結婚や出産、家庭の事情、個人の事情…ete。
せっかく憧れの美容師(スタイリスト)になれたのに、やむを得ぬ事情で、大好きなスタイリストの仕事から離れる人がいます。

数年の時が経ち、再び美容師(スタイリスト)に復帰したい、そう思った時、大切なのは”サロン(美容室)選び”です。

技術的なブランクが気になってスタイリストとして復職できるのか心配。
給料はどうなる? ランクはもとのまま? 勤務形態は融通きくのか?
などなど、悩みはつきません。

ブランクのある美容師(スタイリスト)が復帰できるため、サロン(美容室)選びで押さえておきたい6つのポイントをご紹介します!

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美容師(スタイリスト)に復帰したい!でもブランクが…

自分で美容師(スタイリスト)を経験しているからこそ分かる「ブランクの恐怖」。
ブランクがあればあるほど、「施術をしていない時間」が何を意味するか、実際の現場で働いていた美容師(スタイリスト)ならばわかるはずです。

現役時代は、常に変わる流行を取り入れながら、技術を磨く時間がありました。
一度美容師(スタイリスト)という立場を離れると、現場の流行り廃りに対して張るアンテナはどうしても弱くなります。

また、シャンプーや薬剤などにも流行りがあるので、ハサミの技術だけでなく、美容師(スタイリスト)としての知識も薄くなります。

美容師(スタイリスト)として復帰したくても「自分は現場で使い物になるのか」と躊躇して、復帰できない人も少なくありません。

復帰したくても勇気の出ない人は、まず、「美容師免許は一生もの」という事を思い出してください。
苦労して取得した美容師免許は、一生モノの国家資格です。
美容師免許があるかぎり、いつでも美容師(スタイリスト)に復帰することができます。
そして、次に”復職支援制度”を探しましょう。

ブランクのある美容師(スタイリスト)の復帰を支援すべく「技術支援講習」や「復帰支援制度」を設けている美容室(サロン)があります。

失われた時間は、このようなカリキュラムで埋めることができますので心配はいりません。
そのためにも復職先である「サロン選び」はとても重要となります。

ブランクから美容室に復帰するときに押さえておきたいサロン選びの6つポイント

復職したい美容師(スタリスト)におすすめしたいサロン選びの5つのポイントをまとめました。

1)スタイリストのブランクOKなサロンを選ぶ

ブランクが短く、技術的に心配のないケース以外は、求人広告に「ブランクOK」の記載があるところを選びましょう。

即戦力を求めているサロンでは、ブランクの長い美容師(スタイリスト)の受け入れ態勢がないため、採用が厳しい可能性があります。

「ブランクOK」や復職支援制度などのサポート体制が一緒に記載されている美容室(サロン)なら受け入れ態勢ができている証拠です。

ホームページなどで支援制度の詳細を確認してから、問合せすることをおすすめします。

2)自分のランクとサロンが設定するランクを確認しておく

美容師の世界には「ランク」があります。
まずはアシスタントからスタートし、数年修行を積んで、スタイリストへランクアップします。

離職するときのランクがスタイリストでも、もう一度修行しなおすためにアシスタントからやり直すケースも少なくありません。

いきなりスタイリストでの復職が心配なら、自分の技術とランクが釣り合っているかどうかを、希望するサロンに確認しておくことも大切です。

中には、アシスタント専業で働ける美容室(サロン)もあるので就業条件をよくチェックしてください。

3)自分にあった勤務形態が選べるかどうかは要チェック

復職しても、フルタイムで働ければ問題はありませんが、子育てや介護、家庭の事情、などで、昔のような勤務形態で働けないという理由から、復職を躊躇する人もいます。

しかし、受け入れ先である美容室(サロン)側の方でも、様々な勤務形態で働きたいというニーズに答える形で、パートタイムや時間短縮などでも美容師(スタイリスト)として働ける体制を整えている所が増えてきているので、Wワークで美容師(スタイリスト)として
勤務している人もいます。

時間帯に不安のある人は、色々な勤務形態を選べる美容室(サロン)を見つけてみましょう。

4)福利厚生は充実しているか

美容師(スタイリスト)にも福利厚生は必要です。
社会保険制度や有休、退職金はもちろん、最近では子育てママが働きやすいバックアップ体制も整ってきています。

給料の面でも、昇給やボーナスなどが充実している美容室(サロン)もあるので、福利厚生は必ずチェックしてください。

5)ブランクを埋めるための支援制度も大切

美容師(スタイリスト)のブランクを埋めるためには、復職支援制度は重要です。

インターネット上にある美容師復職支援コミュニティなどで、復職支援の為の講習会に参加する、福祉施設の訪問美容などで腕を慣らす、など、

自分で納得するまで練習した上で、復職をきめるのも一つの手段です。

あまり時間をかけられない人には、復職支援制度を設けている美容室(サロン)に就職することもおすすめです。

6)流行や新しい技術が学べるセミナーや研修を行っている美容室を選ぶ

美容業界のトレンドは急速に変化しており、美容師は常にトレンドを把握し、それが実現できる技術を習得する必要があります。
新しいスタイルや薬剤、マシンなどの「技術系」と、美容室(サロン)の集客について学ぶような「知識系」があり、ブランクがあるスタイリストはもちろん、現場で毎日働いているスタイリストも勉強しなくてはなりません。
通常は受講料金が発生するものですが、研修費用が無料で受講できる美容室(サロン)もあります。
ですので、そういった技術面でのサポートが充実している会社を選びましょう。

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美容師のスタイリストでブランクがある場合の注意点

美容師(スタイリスト)として働くには必ず国家資格である「美容師免許」が必須となります。
そういった技術や資格があれば、再就職先に困る可能性は低いと思われます。
しかし、何年も髪を切っていないのにすぐに現場に復帰できるものなのか、やっぱり心配ですよね。
そんなブランクがある美容師(スタイリスト)が復帰するための注意点をまとめました。

注意点その①自分で所有している道具のメンテナンスを忘れずに

ブランクがあるとはいえ、美容師休職期間によっても違ってきますが、カットの仕方などの技術は意外にも身体が覚えているものです。
ですが、美容師の命”ハサミ”は定期的なメンテナンスをしないと汚れやサビが生じて大事なカットに支障がでてきますよね。
サービスの質に直結するアイテムだからこそ、お手入れを怠らず最高の状態で復帰に臨みましょう。

◆開閉がスムーズか
◆乾いティッシュを綺麗に切れるか
◆ハサミに汚れが付着していないか
以上が今すぐに確認できるチェックポイントです。
ハサミを拭く「セーム革」や汚れ落としには専用の油などといったメンテナンスグッズも買い揃えておくことをお勧めします。

美容師(スタイリスト)に復帰できるのは何歳まで?

美容室(サロン)に勤務している美容師の1日の拘束時間は比較的長く、仕事中は基本的に立ちっぱなしですよね。
転職復帰を目指すと決めても、何歳まで働けるのか年齢制限が気になり不安に思う人も居るかと思います。
立ちっぱなしだったり、シャンプーをする際の足腰の疲労が限界で「体力がもたない…」となってしまうのも無理はありません。
ですが、美容師という業界に基本的に年齢は関係ないと言われています!
定年が決まっている業界ではないので、お客様に確かな技術で施術ができる限り、またお客様から求められる限りは、何歳になっても続けていけると思います。

それでも体力的にキツイと感じる場合は、正社員としてフルタイムでの労働ではなくパートやアルバイトとしての勤務に変更するという手段もあります。
それに、美容師(スタイリスト)は経験がものを言う仕事ですから、年齢を重ねるごとにスキルも上がっていくものです。
実際に30代以上のお客様をターゲットに営業している美容室(サロン)もあるくらい、30代を超えてから美容師を目指す人も珍しくありません。

「ブランクOK」や「年齢不問」と求人に書いてある美容室(サロン)も多くあるので、確認は必須項目ですね。

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産休、育休でのブランクの場合、働きやすい環境を選ぶことが大切

<産休・育休の最大日数>
産前休業では、出産日によって前後するが、出産予定日までの42日間
産後休業では、条件によって42日間に短縮可能だが、出産後の56日間
育児休業では、産休明けから1歳までの308日間(条件次第で1歳6カ月~2歳まで延長も可能)

上記のように、産前産後休業(産休)や育児休業(育休)の期間は、とても長いです。産休や育休が空け、さぁ仕事復帰!となってもなかなか現場でスムーズに働くことは難しいことだと思います。

なぜなら、子供が急に熱などの体調不良をうったえたり、保育園でのケガや事故。とにかく子供って急なアクシデントが多いですよね。
そんな場合にも配慮してくれる会社、働きやすい環境が整っている美容室(サロン)を選ぶことが大切です。

美容師(スタイリスト)にブランクがある人はこんな美容室がおすすめ!

どの業種でも、福利厚生が充実している就職先がおすすめだと思います。

例えば、美容師資格を取得できていないまま、アシスタントのまま職を離れる事になり、再びスタイリストを目指したい人なら、美容師取得支援制度で通信教育の費用を負担してもらえます。
また、美容室UNIXは、営業時間内に研修が実施されるなど、社内研修制度も充実しているので、ブランクのある人も安心です。
【採用情報】:福利厚生が充実している美容室UNIX(ユニックス)

実は、美容室UNIX(ユニックス)はやめる人が少ない美容室なんだそう。
その理由としてまずは、育児休暇中の方には社会保険によってお金が貰えます。そしてお子様が小学校を卒業するまで、最大2時間までの時間短縮が適用できます。つまり2時間短縮されても、”正社員のまま働ける”という訳です!
時短勤務ならママも安心して美容師(スタイリスト)として働けますね。
また、介護休暇制度の取得も可能となっています。
働く上で、とても重要な福利厚生の部分が充実していることで、美容室UNIX(ユニックス)は『やめる人が少ない会社(美容室)』であるというのも納得がいきます。

また中途採用の人には時期により支度金の支給もあるので、応募要項をチェックです!

就職する美容室(サロン)を選ぶ時は、まず採用情報をよく見て雇用条件を確認した上で、ネット上で口コミなどを確認しておくと、店舗の様子を客観視できるので、お店選びの指針となります。

こういった、産休・育休から復帰を考えるママなどのようにブランクがあっても、復職に理解のある企業もありますので、そういった観点で、就職先を探してみると自分に合った場所を見つけられるかもしれませんね。