美容師アシスタントの志望動機例文と履歴書9つのポイント

美容師アシスタントの志望動機例文・履歴書

専門学校を卒業し、美容師の国家資格に合格したら、晴れて美容師の仲間入りです。
しかし、無事国家資格を取得したからといってすぐにスタイリストとして働けるわけではありません。

お客様のカットなど、美容院の花形職であるスタイリストになるためには、まず美容師アシスタントとして美容室に就職して先輩スタイリストの仕事のお手伝いや雑務をこなしつつ、美容師としてステップアップしていく必要があります。
美容師アシスタントとして就職を考えている人の中には、「自分の憧れの美容室で働きたい!」という希望を持つ方がたくさんいらっしゃると思いますが、美容師は今も昔も超人気職。
特に売れっ子スタイリストがいるような人気の美容室には就職希望者が殺到するため、非常に狭き門と言えるでしょう。

そこで今日は、美容師アシスタントとして希望の美容室への内定を勝ち取るために必須な志望動機や履歴書の書き方のポイントをご紹介します。

目次

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美容師アシスタントの志望動機のポイント①
履歴書の文章は手書きが鉄則

ところで、美容室に提出する履歴書は、手書きとパソコンのどちらで作成するのが正解だと思いますか?

実は、正解は手書きなんです。
いまどき履歴書の形式なんてあまり面接に関係ないのでは?と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、履歴書を手書きで書くか、パソコンで作成するかで、面接官に与える印象を大きく左右します。

一昔前は、履歴書といえば手書き一択でしたが、現在はパソコンでの履歴書のテンプレートの普及もあり、Wordなどで作成した履歴書を持参する就活生が増加傾向にあります。
確かに、web関係など、職種によってはパソコンで作成した履歴書が評価される場合もありますが、美容師業界に関して言えば、手書きで書かれていない履歴書は面接官にあまり良い印象を与えません。
多少面倒でも、履歴書は必ず手書きで書くようにしましょう。

手書きで履歴書を書かない理由として「字が下手だから」という理由を挙げる方もいますが、大丈夫です。
字が上手くなくても一文字一文字を丁寧に書いた文章ならば、パソコンで作成した無機質なものよりも面接官の心に響くものですよ。

また、当たり前ですが手書きで履歴書を書く際に誤字脱字は厳禁です。
もし書いている途中で文字を間違ってしまった場合は、修正液や二重線を引いて訂正するようなことはせず最初から書き直すようにしましょう。

美容師アシスタントの志望動機のポイント②
志望動機を書く上でのNGを知ろう

美容師アシスタントの志望動機を書く上でやってはいけないことがあります。
何だと思いますか?

答えは大きく分けて3つ。

・志望動機が一言二言のみで文量が少ない
・志望動機を使いまわしている
・自ら学ぼうとする姿勢が伝わらない
の3点です。

なぜこの3つがNGなのか、その理由を以下で詳しく説明していきます。

志望動機が一言二言のみになっていないか

志望動機を書く際に、枠内の文章が一言二言のみしか書いていない場合は論外です。
なぜなら、面接官に「この人はうちの美容室に対してあまり関心を持っていないのではないか」いう印象を与えてしまう恐れがあるからです。

志望動機の欄にはできるだけ多くの文章を書き、空欄がないように心がけましょう。

志望動機を使いまわしていないか

美容師アシスタントの採用面接で履歴書を書く際、志望動機の使いまわしはNGです。

就活では、一度に複数の会社にエントリーする場合もよくありますが、その場合、複数の美容室の採用面接を立て続けに受けることも珍しくありません。

そんな時、一社ごと違う志望動機を用意するのは面倒だからと、一度面接で使った志望動機を別の美容室の面接に使いまわしてはいけません。
多忙なスケジュールの中で志望動機を一社一社考えるのは確かに大変な作業ですが、その手間を省くか否かで内定が出るか決まると言っても過言ではないからです。

採用面接をおこなう企業側にとって志望動機は、面接に来た人がどんな美容師になりたいとおもっているのか、どのくらいの熱意をもって自分の会社で働きたいと考えているのかを測る資料となりますので、こちらが思っているよりもしっかり内容を確認しています。
使いまわしの志望動機では面接官にすぐばれてしまいますので注意しましょう。

たとえば、志望動機に書きがちな、「御社の企業理念に惹かれた」「とても良い社風だと思ったから」などの曖昧な表現の文章は、はどの企業にも当てはめることができ、使いまわしだとすぐに気づかれてしまいます。

美容室の採用面接を受ける際は「ここの美容室だからこそ働きたい」という理由が明確に見える志望動機を書くよう心がけましょう。

「先輩に色々教えてもらう」=自発的に学ぶ意志がないととられることも

どの職種の採用面接でも共通することですが、美容師アシスタントにおいても意欲的に学ぶ姿勢があるかどうかは評価の対象となります。
そのため、志望動機に自発的に学ぼうという姿勢が見られない文章は、採用担当者に敬遠する傾向にありますので、志望動機に書くことは避けるようにしましょう。

たとえば、美容師の資格を取ったあとすぐで他に勤務経験がない場合、「優秀な先輩美容師が多いので色々なことを教えてもらいたい」というような表現では、面接官に“教えてもらわないと仕事ができない人”という印象を与えてしまいます。
そこで、「家ではマネキンでカットの練習をしている」など、入社前に自分で技術の向上のために練習を続けていることや自主的にやっていることをアピールすることで、採用側に与える印象はグッと上がるでしょう。

志望動機は熱意を相手に伝えることが大切!

ここまで、志望動機を書くにあたってやってはいけないことを3つお話ししてきましたが、逆に志望動機でこそ伝えるべきものがあります。

それは、あなたがその美容室で働きたいと思う熱意です。

あなたが面接を受けようと思っている美容室が、人気であればあるほど、書類選考からふるい落とされる確率が高くなります。書類選考で残るためには、採用する側にとって印象的な履歴書を書く必要があります。

履歴書には、経歴、志望動機など色々な情報が記載されていますが、書類選考において一番見られるのは、やはり志望動機です。
どんな専門学校出身で、以前はどんな店で働いていたのか、資格は持っているかなの経歴も確かに重要な要素ではあるのですが、面接する側の印象を一番左右するのは、自分の美容室を受けに来た人が何故ここで働きたいと思っているかが書かれた志望動機といっても過言ではありません。

どの美容室でも共通するような使いまわしの志望動機を書いてきた人と、その美容室のみが持っている特徴を志望動機を織り交ぜて書いてきた人がいたら、あなたはどちらを採用したいと思いますか?
当然、自分たちの美容室についてしっかり理解のある後者の志望動機を書いた人を採用したいと思いますよね。

志望動機を書く際は、何故自分がその美容室で働きたいのか具体的にした上で、あなたの思いをぶつけてみてください。

そうはいっても、前準備もなしにいきなり熱意を文章に表すのは至難の業です。
次の項目からは志望動機を書くためのポイントを書き記しましたので、こちらを参考に志望動機を組み立てていきましょう。

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美容師アシスタントの志望動機のポイント③
美容師になりたいと思った原点を探ると自分だけの志望動機が見えてくる!

“熱意を相手に伝えるのが大事というけれど、魅力的な志望動機がなかなか思い浮かばない…”

そんな時は、あなたが美容師になりたいと考えるようになった原点を思い返してみましょう。

なぜ自分が美容師を志した理由を思い出す必要があるのかというと、実は自分と他の就活生を差別化するためのヒントがたくさん隠されているからです。

志望動機は自分を売り込むための、いわばセールスポイントのようなもの。
“他の人ではなく、あなたにぜひうちの美容室で働いてもらいたい”
美容室に提出する履歴書には面接官にそう思わせるだけの志望動機を書く必要があります。

そこで、自分が美容師になりたいと考えた原点を探ることで、他の人にはない自分だけの志望動機を形にすることができるのです。

美容師アシスタントの志望動機のポイント④
具体的に自分はどんな美容師になりたいのか考えてみる

熱意の伝わる志望動機を書くには、まず、自分がどんな美容師になりたいかを明確にする必要があります。

美容師になりたいという目的は他の皆と一緒でも、どんな美容師になりたいのかは人それぞれ異なるもの。
その違いを志望動機に書くことは、面接において大きなアピールポイントとなります。

たとえば、
「高い技術を学べる美容室でカッコいいヘアスタイルを提供したい」
「アットホームな美容室で一人一人のお客様と時間をかけて向き合いたい」
など、どんな美容師になりたいのかには、それこそ千差万別の答えがあります。

実際に志望動機を形にする前に、まずは自分がどんな美容師になりたいのかを箇条書きでも良いので書き出して整理しておきましょう。

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美容師アシスタントの志望動機のポイント⑤
自分の今までの経験が仕事でどう役に立つか具体的に伝えよう

志望動機を書く上で、自分が今まで経験してきたことを仕事にどう役立てることができるか書くと、よりリアルに志望動機を伝えることができます。

まずは自分の今までの経験を思い返してみましょう。
そして、自分の経験が美容師として働く上でどのように役にたつのか当てはめて文章に書きだしてみてください。

どうですか?自分の経験をどのように活かすことができたか見えてきましたか?

“自分の経験をどう活かすか”は志望動機の鉄板と言える内容ではありますが、志望動機に織り込むことで美容室側がその人を採用するメリットをイメージしやすくなります。

自分が今まで専門学校で学んだ知識や技術、または以前勤めていた経験が、美容師としてのどんな仕事に役立つのか、具体的な例を用いて書いてみましょう。

美容師アシスタントの志望動機ポイント⑥
意欲的に学ぶ姿勢をアピールしよう

美容師にとって大事なことは、お客様に満足してもらえるために自分が何をしたらいいのかを主体的に考え、実践する力です。

アシスタントの立場であっても、受付にシャンプーにカラーリング剤やパーマ液の準備など、任される仕事はたくさんあります。
しかしながら、これらの仕事を先輩美容師に一つ一つ指示してもらうまで動かないようでは美容師の仕事は務まりません。

また、美容師は基本採用されてから2,3年で一人前のスタイリストになるのが一般的。
スタイリストになるためには、アシスタントの間に技術の向上、新しい技術の習得を自発的に行い、カット、カラーなどの技術テストに一つ一つ合格していかなければなりません。
スタイリストの中には、アシスタント時代、寝る間を惜しんで技術習得にいそしんだ人もたくさんいます。

一人前の美容師スタイリストに早くなるために、自分は何を努力しているかを志望動機でアピールしましょう。

美容師アシスタントの志望動機のポイント⑦
なぜこの美容室で働きたいのかは明確に書く

どんな美容師になりたいのか、今までの経験をどう仕事に役立てることができるかということを伝えることは、とても重要なこと。
しかし、美容室の経営者にとって一番知りたいのは、なぜ数ある美容室のなかから自分の美容室を選んだのかという理由です。

“技術の高い美容師になりたいから”
“美容師としての教育体制がしっかりしているから”
“地域のお客様に対して貢献したいという希望が叶う地域密着系美容室だから”

など、働きたい理由はいろいろな理由があると思いますが、その美容室ではないといけない理由をしっかり志望動機に盛り込みましょう。

美容師アシスタントの志望動機のポイント⑧
美容室に入社してやりたいことは具体的に書こう

美容室の経営者にとって、応募者がなぜ自分の美容室に入りたいかという理由と同様に、その人が美容室に入社したらどんなことをやりたいのかという点に関心を持っています。
“もしかしたら応募者の中に美容室をもっとよりよくできる人材がいるかもしれない”という期待を持つ経営者も中にはいるでしょう。

その美容室だからできることは何か、自分は何ができるのかを踏まえた上で、具体的にその美容室に入社したらやりたいと考えていることを志望動機に盛り込んでいきましょう。

美容師アシスタントの志望動機のポイント⑨
面接官の心をつかむ志望動機の例文で書き方のコツをつかもう

志望する理由が整理できたら、実際に志望動機を文章にまとめてみましょう。
ここでは美容師アシスタントの志望動機のNG例や、見本の例文をいくつか用意しましたので、文章作成の参考にしてみてください。

こんな志望動機ではNG!

1 志望する理由が曖昧になっている文章

志望動機を書く上で、「御社の社風に共感したから」などの曖昧な表現は避けるようにしましょう。
このような曖昧な表現は便利なのでついつい使ってしまいたくなりますが、その分、どの会社にも当てはめることができる言葉なため、肝心の志望動機がぼやけてしまいます。

曖昧な表現は、“志望動機を使いまわしている”、“自分の会社のことを全然知らずに美容師アシスタントの採用試験を受けに来ている”などという印象を先方に与えてしまう可能性が大きいので、できるだけ具体的に書くようにしましょう。

2 自ら学ぼうとする積極性が感じられない文章

美容師アシスタントの志望動機のポイント②でも記載しましたが、志望動機には、「研修が充実していてしっかり教えてもらえそうだから」など、先輩からの指導を期待した表現を入れるのは避けた方が良いでしょう。
何故なら、「教えてもらえる」と書いてしまうと、面接官は、“この人を採用しても与えられた仕事をただこなすだけで自発的に技術を磨いたり自分の美容室をよりよくするためには行動してくれないのでは”という印象を面接官に与えてしまう可能性があります。

そこで、「普段から家でマネキンを利用したカット練習をしている」「美容師の講習会に参加して技術を学んでいる」など、主体的に練習していることをアピールする文章を明確に志望動機に盛り込むようにしましょう。

3 美容師の仕事と関連がない内容を織り込んだ文章

時々、志望動機の中に、学生時代に部活動の県大会で優勝した、休日はショッピングに出かけるのが趣味など、美容師と関連性のないエピソードを入れた履歴書を目にします。

自分がどのような人物かをアピールするために入れたものだとは思いますが、面接官が知りたいのは、そのエピソードがどのように美容師の仕事に役立つのかということです。
特に仕事に役立つわけではないのに、美容師の仕事と関係のないエピソードを織り込むのは避けるようにしましょう。

美容師アシスタントの志望動機の例文(見本)

美容師アシスタントの志望動機は働きたい美容室ごとに変えるべきということを先述しましたが、あなたが美容師アシスタントの未経験か経験者かによっても志望動機の書き方は変えた方が望ましいです。

ここでは、美容師アシスタントの志望動機の例文を、新卒・未経験と経験者・再就職の場合で各3例ずつご紹介いたしますので、志望動機の参考までにご覧ください。

新卒・未経験の場合の志望動機の例文①

私が貴社を志望しましたのは、貴社が地域に根差した美容サービスを展開しており、地域のお客様にヘアスタイルからトータル美容に至るまで満足してもらえるような美容師になりたいと考えている私の希望が叶うと考えたからです。

貴社では地域の祭りの際に出張ヘアメイク、着付けサービスを展開したり、通常の営業内でもヘアカットから着付け、ネイル、エステに至るまで地域のお客様に喜んでいただけるトータル美容を提供していらっしゃいます。
私が地域の祭りに行った際、貴社の美容師の方が地域の方々と触れ合いながら生き生きと仕事をしている様子を拝見し、貴社で働きたいと考えて考えるようになりました。

私自身、学生時代に美容師の資格だけではなく、ネイル、エステなどのトータル美容に関心を持ち、美容師資格の他、ネイリストやアロマ、エステなどの資格取得も積極的に行って参りましたので、貴社に入社した際には経験を活かし、単に美容師としてではなく、地域の皆様にトータル美容を提供できるようなスタッフとして貢献していきたいと考えています。

新卒・未経験の場合の志望動機の例文②

私が美容師の仕事において重点をおいていることは、単にヘアカットを提供するだけではなく、お客様とのコミュニケーションを大切にした心地よい空間づくりを提供することです。

貴社からは、お客様との会話を通じ、お客様が求めているものを丁寧に汲み取って提供する接客サービスや、サロンの空間づくりに力が入れられているなど、お客様が心地よく過ごすことができるよう工夫されていると感じられます。
そこで、貴社でなら私の考える理想の美容師として成長していけるのではないかと思い、今回志望させていただきました。

貴社に入社することができましたら、先輩スタイリストに学びカットなどの技術を向上させることはもちろん、お客様がまた来たいと思えるような接客やお店作りに貢献していきたいと考えております。

新卒・未経験の場合の志望動機の例文③

私が貴社で美容師アシスタントとして働くのを志望した理由、それは、貴社でならお客様一人一人が満足できるサービスを提供することができると思ったからです。

私は幼いころより、自分の細くてボリュームの出にくい髪質に悩んでいました。
なりたいヘアスタイルがあっても、うまくスタイリングできず、髪型にはいつも自信がありませんでした。
しかし、高校生の時に御社がOPENして通い始めた際、担当のスタイリストさんが私の悩みを親身になって聞いてくれ、また、髪質に合ったお手入れの仕方、スタイリング、似合う髪型を教えてくださり、自分の髪質にコンプレックスを持っていたのがウソのように自信を持てるようになりました。

このことがきっかけで美容師を志すようになり、いつか御社で働きたいという思いをずっと抱いておりましたので、今回美容師アシスタントとして志望いたしました。

御社では、定期的にスタッフの技術向上のための研修会や勉強会の他、接客スキル向上のロールプレイングも取り入れるなど、技術、接客両方の教育環境が整っている点がとても魅力的に思います。
私も御社のスタッフの一員として、まずは先輩を見習いながら勉強会に積極的に参加し、美容師としての技術と接客スキルを身に着けていきたいと思います。

経験者・再就職の場合の志望動機の例文①

私は平成23年4月から平成26年5月までの約3年間にわたり、美容師アシスタント、スタイリストとして勤務した経験があります。

以前の職場では、シャンプー、カットから、カラー、パーマ、ヘッドスパなど多岐にわたる業務に携わってきました。
“地域のかかりつけ美容室”としての要素をもっていた美容室のためお客様一人一人カウンセリングを重視しており、カウンセリングを元にお客様に最適なヘアスタイルをご提案しておりました。そこで培ったカウンセリング力と磨いた技術力は、同じくお客様一人一人のカウンセリングを重視しオーダーメイドでヘアスタイルの提案をおこなう貴社で活かすことができると考えております。

私は結婚・出産を機に美容師の仕事から遠ざかっておりましたが、落ち着いたら復帰しようと考えており、育児の合間をぬって最新スタイルのチェックや自分の子供や主人のカット、ブランクを持つ美容師のための勉強会への参加などを通して技術を維持しております。貴社に入社できましたら、しばらくは美容師アシスタントとしての仕事から始め、スタイリストへとステップアップしていきたいと考えております。

経験者・再就職の場合の志望動機の例文②

私は現在までに美容師アシスタントとして1年ほど経験してまいりました。
今現在の職場では、受付やシャンプーなどの業務をおこなっております。

私が美容師アシスタントとして貴社を志望したのは、貴社はヘアスタイルの提供だけでなくネイル、リラクゼーション、エステなどど連携しており、お客様の美を最大限に引き出す美容のトータルコーディネイトをおこなっている点に非常に感銘を覚えたからです。貴社に入社できましたら、ゆくゆくは美容師の枠にとらわれず、お客様の魅力を最大限に引き出す美容サービスを提供していきたいと考えております。

経験者・再就職の場合の志望動機の例文③

以前は都内で美容師アシスタントとして2年ほど働いており、その後出産、育児のため退職していました。
主人の転勤で地元に戻ってきたことで私も仕事に復帰する余裕が出たためふたたび美容師の夢をかなえたいと日々考えておりました。

以前の職場では、20代~40代女性にターゲットをしぼっていたためエステやネイルといった女性に特化したメニューも多く提供していました。
しかしながら、自分に子供ができたことや自分の祖父母を含めた年配の方と関わる機会が増えたことで、次に働くなら小さなお子様からお年寄りまで幅広い年齢の方が通えるような地域に密着した美容室で働きたいと感じていたところ、貴社の採用募集を拝見し、ぜひこちらで働きたいと思ったため志望いたしました。

退職した後も講習会への参加や自分の子どもやマネキンの髪にてシャンプーやカットなどの技術向上につとめております。
特にシャンプーや接客に関しては以前の職場でもお褒めの言葉をいただいており、自信がございます。
貴社に入社いたしましたら、キッズカットからカラー・カット、ヘッドスパなど様々なメニューに対応できるように技術を磨き、どの年代のお客様にも満足していただけるお客様対応をおこないたいと考えております。

こちらに掲載した例文はあくまで志望動機の一例です。
例文は参考程度にとどめ、自分の言葉でしっかりと文章にしていきましょう。

美容室の求人にエントリーする前に職場環境を確認しよう

一時期話題になった“カリスマ美容師”など、オシャレで華やかなイメージのある美容師ですが、その華やかなイメージとは裏腹に過酷な労働環境に身を置く人も多い職業でもあります。
せっかく美容師の専門学校に通って資格まで取ったのに、いざ美容師として働き始めてあまりの過酷さに身体を壊したり、鬱になってしまっては元も子もありません。

美容師として就活を行う際は、気になる美容室の求人情報や職場環境をしっかり確認した上でエントリーしましょう。

美容師アシスタントの落とし穴!福利厚生は必ずチェックしよう

美容師アシスタントの求人ページを見る際に見落としがちなのが、美容室の福利厚生です。
いくら美容師が自分の憧れの職業だと言っても、実際に勤務する勤務環境があまりに過酷なようでは身体を壊してしまう恐れがあります。好きな仕事とはいえ体調を崩してしまうと、最悪の場合せっかく手に入れた美容師の仕事を辞めざるを得なくなり、本末転倒です。

今、自分が働きたいと考えている美容室の就労条件や福利厚生にはどのようなものがあるかは、美容室の求人にエントリーをする前にしっかり確認しておきましょう

美容室は個人で経営しているところが多く、以前は福利厚生といっても名ばかりで過酷な環境にあった美容師アシスタント。
美容師の資格は国家資格でありながら離職率が高く、せっかく念願かなって美容室への就職を果たしたのにもかかわらずスタイリストになれないまま退職してしまう美容師アシスタントがかつてはとても多かったとか。

そんな、過酷な労働環境を強いられる美容師業界を一新しようと、近年は美容室を法人化したり、個人経営でも職場環境の改善に力を入れている美容室が増えるなど、充実した福利厚生がある美容室がすこしずつですが増加傾向にあります。特に法人化した美容室の場合は、独自な福利厚生を採用していたりと、所属する美容師が働きやすい環境を整えている企業も多く存在します。

たとえば、ユニックスという美容室では、美容師免許を持っていなくても採用可で、働きながら通信教育の受講料を出してくれる制度があります。
働きながら専門学校の通信講座を受けるのはなかなかハードだと思いますが、通常のルートで美容師の国家資格を得るためには、自費で美容師の専門学校を卒業しなければならないため、金銭面で不安のある方は諦めざるを得ません。
通常通り美容師の専門学校で通うと、2年制の専門学校の場合、2年で170万円~300万円、通信でも100万円かかってしまいます。

その点、ユニックスに入社して美容師の専門学校に通う場合は、学費の全額を会社側が負担してくれるため、働きながら無料で美容師の資格を取得することができ、まさに一石二鳥。
未経験で資格なしの状態から美容師になりたいと考えている人にとってはまさに夢のような制度といえるのではないでしょうか。

美容師アシスタントの面接時の服装は私服指定の美容室も!どんな服装が正解?

履歴書を書き、書類選考を通過したらいよいよ面接です。
美容師の就職面接では、一体どのような服装で臨むのが良いのでしょうか。

一般的な企業の場合、就職面接ではスーツ着用が基本です。
しかし、美容師は美を扱う仕事ということもあり、普段のファッションもチェックする美容室が比較的多い傾向にあります。そのため、「私服で来てください」と言われるケースも珍しくありません。

しかし、いくら私服で来て欲しいと言われても、あまりに奇抜な格好で面接を受けるのはNGです。
面接時の服装は、ジャケットやカーディガンなどの清潔さを意識した格好にしましょう。

面接時のNGな服装(男性)

男性の場合は、清潔感のある服装を心がける必要があります。
ダメージジーンズ、サンダル、半ズボンや首元の伸びたシャツは清潔感がないとみなされるため着用は避けるようにしましょう。

面接時のNGな服装(女性)

女性はホットパンツやミニスカートなどの露出の高い服装は避け、サンダルやヒールの高い靴も避けるようにしましょう。

また、美容師は流行に敏感であることが求められるため、男性・女性共にあまりに無難すぎるコーデ(オーソドックスなオフィスカジュアルなど)も避け、ある程度流行を意識した服装選ぶように心がけてください。

未経験・資格なしでも就職可能な美容室の求人情報一覧

美容室の中には、専門学校は卒業したけど美容師アシスタントは未経験の人や、美容師資格を保有していない人が就職可能な美容室もあります。

そこで、未経験や資格なしでもOKな美容室を探していたところ……ありました!求人情報!!
いくつか掲載してみましたので、ぜひチェックしてみてくださいね。

美容室UNIX(ユニックス)

・職種
ヘアスタイリスト
アシスタント
レセプショニスト
セラピスト
ネイリスト

・給与
230,000円以上(スタイリスト)
180,000円以上(アシスタント)
180,000円以上(レセプショニスト)
180,000円以上(セラピスト)
180,000円以上(ネイリスト)

・休日
週休2日制(年間休日115日)※2017年まで業界1位
年2回連続7日間休暇

・福利厚生
交通費全額支給 年間休日115日 週休2日制/年2回7日間の長期休暇
時短勤務 産前休暇 育児休暇 特別休暇 有給休暇 介護休暇
引越し補助金 慶弔金制度 家族優待(一親等まで)
美容師免許取得支援制度 ※通信専門学校の学費を負担。5年勤務の制約あり。
奨学金返済補助金 通信教育費用補助金
研修(社内研修は全額会社負担、社外研修は半額会社負担)

・資格
未経験・資格なしOK。

<新卒>
美容師免許不問
※UNIXでは、美容師免許を持っていない人をTHEグローバル社様美容師免許取得支援制度(学費支援)があります。
制度の詳細については会社説明会にて聞くことができるようです。

<中途>
ヘアスタイリスト、アシスタントは要美容師免許。
ネイリストは実務経験1年以上、ネイル検定取得者、ネイルスクールまたは美容専門学校卒業生。
セラピストは経験者優遇 フェイシャルエステ、ヘッドスパ、美容師経験者歓迎。

求人の詳細は、美容室UNIX(ユニックス)の採用情報ページにてご確認ください。

清水美容室(salon first、ANNEX店、aQuarju)

・職種
スタイリスト
アシスタント

・給与
【正社員】
220,000円~320,000(スタイリスト)
歩合給手当、勉強手当、勤続手当、技術管理手当、業務管理手当有り

175,000円以上(アシスタント)
スキルアップ査定有り

【契約社員・パート・アルバイト】
時給900円~

・休日
【first(ファースト)、ANNEX(アネックス)】
火曜定休 + 月2日

【aQuarju(アクアージュ)】
隔週2日

【アルバイト・パート】
シフト制(条件により年次有休あり)

・福利厚生
社会保険完備(雇用保険・厚生年金・労災) 交通費支給(上限2万円迄/月)
昇給あり 寮完備 研修あり 社内カリキュラムあり
商品売上手当 勉強手当 勤続手当 売上歩合給 技術管理手当 業務管理手当
年次有給休暇あり

・資格
美容師免許保持者
資格保持者であれば未経験でもOK

求人の詳細は、清水美容室の採用情報ページにてご確認ください。

株式会社 太郎と花子

・職種
見習い
アシスタント
スタイリスト

・給与
見習い          月給18万5000円~
デビュー目前アシスタント 月給21万円~
スタイリスト       月給24万円

・休日
完全週休2日+年間18日の有給が確実に取れます。

・福利厚生
社会保険 賞与年2回
歩合手当 皆勤手当 残業手当
交通費(月1万5000円迄)支給

・資格
今春専門卒予定者や昨年卒業し、実務経験のない(浅い)方も大歓迎子育てが一段落した方やスタイリスト・アシスタント・未経験者・現通信生の方も歓迎!

美容師免許を取得していない方は、美容師免許取得制度もあります。

求人の詳細は、株式会社太郎と花子の採用情報ページにてご確認ください。

株式会社Welina(GRANZ)

・職種
スタイリスト
アシスタント
アルバイト

・給与
【スタイリスト】
給与 : 月給 200,000円 ~ 1,200,000円

【アシスタント】
月給150,000円(未経験)~180,000円+歩合給

【アルバイト】
時給 1,000円 ~
フロントのみ募集 土、日入れる方、優遇
12:00~19:00(時間要相談)
時給1.000円(研修期間有)

・休日
火曜日定休+他2日
有給休暇あり、夏季休暇(5~7日)、お正月休み(5日)

・福利厚生
交通費全支給(月20000円まで)

【歩合制度あり】
スタイリスト 月給(基本給)+歩合給
◆例:350.000円売上→10%歩合:35.000円→月収:235.000円
◆例:500,000円売上→15%歩合:76,500円→月収:276,500円
◆例:1,000,000円売上→25%歩合給:250,000円→月収:450,000円
◆例:2.000.000円売上→50%歩給:1.000.000円→月収なんと:1.200.000円以上可能!!

アシスタント 月給(基本給)+歩合給
◆例:カラーチェック合格+6000円
技術アプローチや店販などにも歩合がつきます!
定期的に技術チェックで随時昇給!!

・資格
美容師免許保持者
資格保持者であれば未経験・ブランクありOK

求人の詳細は、株式会社Welina(GRANZ)の採用情報ページにてご確認ください。

株式会社SOLFA

・職種
アシスタント

・給与

【正社員】
給与 : 月給 180,000円 ~

<アシスタント>
給与 : 月給 +技術手当最大1.8万円+各種手当

◆月休み8日 月給175000円~
◆月休み7日 月給182500円~
◆月休み6日 月給190000円~
※新卒は条件同じ
※中途の場合は経験・スキルで判断

・休日
月6日・7日・8日から選択
土日休み可能、連休可能、夏季休暇・冬期休暇

・福利厚生
交通費全支給、昇給・歩合、各種手当(皆勤・残業・店販・役職)
社員旅行

・資格
美容師免許保持者
資格保持者であれば未経験・ブランクありOK

求人の詳細は、株式会社SOLFAの採用情報ページにてご確認ください。

美容師アシスタントの志望動機を書くためのポイントまとめ

今回は美容師アシスタントとして採用されるために採用試験で重要となる志望動機の書き方のポイントや駄目な例、志望動機の見本例文などについてご紹介しました。
美容師アシスタントの志望動機を書く際は、手書きで履歴書を書くのは当然のこととして、まずは自分が就職をしたいと考える美容室をいくつか絞った上で、自分がなりたい美容師像をまとめ、なぜその美容室に就職したいのかを明確に書くように心がけましょう。

また、志望動機にネガティブな内容を書くのはご法度です。
自分が美容室でどのように働いていきたいのか、明るく前向きな表現を使ってご自分の想いを込めてアピールしましょう。