脂肪溶解注射の効果を高める方法とは?メリットとデメリットについて

脂肪溶解注射の効果を高める方法やメリット・デメリットについて

最近、小顔になりたい方や二の腕・お腹・太ももなど部分的に痩せたい方を中心に話題となっている「脂肪溶解注射」。脂肪吸引と比べて身体への負担が少なくダウンタイムも短いため、魅力的に感じている方も多いのではないでしょうか!

しかしながら、実際に脂肪溶解注射を受けたことのある方の中には、「あまり効果を感じなかった」「腫れた」「内出血が起こった」などといった口コミも見受けられます。

そこで今回は、脂肪溶解注射の効果やメリット・デメリットについて調べてみました!
「気軽に行える痩身治療法を探している」「脂肪溶解注射の効果を知りたい」という方の参考になれば幸いです。

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脂肪溶解注射って?どのような効果があるのか

脂肪溶解注射とは、痩せたい部位に薬剤を注入することで皮下脂肪の減少をサポートする痩身治療です。溶解された脂肪は血中を通り、尿や汗とともに自然に体外へ排出されます。

脂肪溶解注射は、「メソセラピー(Mesotherapy)=皮下に薬剤を直接注入する治療法」ともいわれており、脂肪吸引のように麻酔やメス、吸引管などは使用しないため痛みも少なく、施術後のむくみや腫れなどのダウンタイムが非常に短いのが特徴です。
また、一度溶解された脂肪細胞は再生されないといわれているため、リバウンドの心配も少ないことから人気の治療法だといいます。

脂肪溶解注射の効果を高めるには?

脂肪溶解注射の効果を高めるには?

脂肪溶解注射は、注射を打つだけで痩身効果が期待できる魔法のような治療法ですが、その効果には個人差があるといいます。せっかくお金をかけて脂肪溶解注射を行ったのに効果がなかったらがっかりしてしまいますよね。
でも安心してください、脂肪溶解注射の効果を高める方法はしっかりあるんです。

繰り返し施術を行う

脂肪溶解注射を受けた方の中には、1回で効果が出ると思っている方も多いようです。
しかしながら、脂肪吸引とは異なり、脂肪溶解注射は回数を重ねることで徐々に効果が出てくるといわれています。そのため、適正な回数を行う前に「効果がない」と決めつけるのではなく、1~2週間置きに繰り返し施術をするのがおすすめです。最低でも4回を判断の基準にするとよいでしょう。

マッサージを行う

脂肪溶解注射の効果を高めるには、マッサージ(アフターケア)も大切です。
脂肪溶解注射を行った部位をやさしくマッサージすることによって、薬剤が均一に行き渡り脂肪排出の効果が高まります。また、腫れの軽減にもつながるでしょう。

十分な水分補給

溶けだした脂肪を効率的に排出するためには、しっかりと水分をとりましょう。適切な水分を補給することで代謝がよくなり、老廃物を体外へ流しやすくなります。

適度な運動と食事管理

脂肪溶解注射は、脂肪細胞を破壊して、その数を減らします。しかし、過度な食事量や運動不足が続くと、数は増えなくても、溶解できなかった脂肪細胞が大きくなってしまう可能性があるそうです。
また、適度な運動と食事管理を心掛けることで、半永久的な効果が期待できます。

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脂肪溶解注射のメリット

身体への負担が少ない

脂肪溶解注射は注射をするだけなので、施術時間も10分程度で済みます。
極細の針を使用するので施術中の痛みもあまりなく、身体への負担が少ない治療法といえるでしょう。
痛みに弱い方は麻酔もできるそうなので、不安な場合は担当医師に相談してみてください。

部分痩せができる

脂肪が気になる部位のダイエットをしたいと思っても、なかなかピンポイントで効果を出すのは難しいですよね。
特に、顎下や頬などの顔の脂肪は、ダイエットではなかなか落ちません。また、女性がダイエットを行う場合、バストやヒップを落としたくないという希望もあるかと思います。
脂肪溶解注射は薬剤を注入した部位の脂肪細胞にのみ作用するといわれているため、理想の体型やフェイスラインを目指すことができるでしょう。

ダウンタイムが短い

メスを使用しないのでダウンタイムが少なく、施術当日からいつもの生活が送れます。そのため、お仕事をされている方など忙しくてダウンタイムの期間を確保できない方にもおすすめの治療法です。

リバウンドしにくい

脂肪溶解注射によって破壊され排出された脂肪細胞は、再生することがないといわれています。そのため、施術後は、食生活や適度な運動に気をつけていれば、リバウンドの心配はないでしょう。

セルライトへの効果

ヒップラインや太もも全体の脂肪というよりは、セルライトを無くしたいという方にも効果が期待できます。
セルライトも他の皮下脂肪と同じ構造であるとされているため、気になる箇所に脂肪溶解注射をすることで、徐々に肌の表面をなめらかに整えられます。

セルライトも一度ついてしまうと自分で取るのはなかなか難しいものですよね。
凸凹を解消するためにゴリゴリと強いマッサージをしたことよって痣ができてしまう人も多いので、肌を必要以上に痛めつけることなく、ピンポイントで治療が可能な脂肪溶解注射は効果抜群です。

さらに、セルライトが溜まっていると見た目への影響ではなく冷え性や疲れやすい体になりやすいそうなので、これらの症状の改善まで目指すことができます。

脂肪溶解注射のデメリット

メリットが多く手軽にできる脂肪溶解注射ですが、リスクが0というわけではありません。
安全に脂肪溶解注射を受けるためにも、効果やメリットだけでなく、デメリットについてもよく理解しておきましょう。

副作用が起こる場合がある

脂肪溶解注射の施術において副作用や重大なリスクが発生する頻度は低いと言われていますが、体質などによっては以下のような副作用が起こる可能性もあります。

  • 内出血、腫れ
  • 赤み、痛み、熱感
  • アレルギー症状(体質による)

もし副作用が起こったとしても、1週間程度で改善することがほとんどだそうなので、日常生活に支障をきたすようなことは、ほぼほぼ無いと考えても良さそうです。
ただし、念のため大事な予定のある日の前は施術を控えるなどしてスケジュールを調整するといいかも知れません。

また、施術当日に体調が優れなかったときは無理に注射を受けないことや、アレルギーを持っている方はカウンセリング時に必ずアレルギーがある旨を伝えるようにしましょう。

施術できない方もいる

下記の方は、脂肪溶解注射を受けることができません。

  • 妊娠・授乳中の方
  • 心臓病・肝臓病・甲状腺機能障害・糖尿病の疾患を持っている方
  • 大豆アレルギーがある方

一般的に、脂肪溶解注射には主成分として大豆由来の「フォスファチジルコリン(PPC)」が含まれています。ほとんどのクリニックでは、施術前にパッチストを行いアレルギー反応のチェックをするので安心ですが、大豆以外でも脂肪溶解注射に含まれる薬剤へのアレルギーがある場合は受けられません。

その他にも疾患がある場合や体調に不安がある方は、トラブルを防ぐためにも医師に相談してください。

効果を実感するのに時間がかかる

溶解された脂肪細胞は時間をかけて排出されるため、即効性はありません。また、前述したように施術を複数回受ける必要があります。効果を実感できるまでに、1ヶ月ほどかかるといわれています。しかしながら、周りにバレにくい自然な体型の変化を目指すことができるともいえるでしょう。

体全体痩せたい人には向いていない

メリットの方でもお伝えしたように、脂肪溶解注射は痩せたい部位ピンポイントにするものなので、体全体など広範囲での施術にはあまり向いていません。
広範囲での施術を希望した際に、必要な注射の本数や回数を考えると、脂肪吸引のほうが短期間かつ安い費用で済む場合もあるそうなので、じっくり検討しましょう。

また、脂肪溶解注射が効果を発揮できるのは皮下脂肪のみなので、内臓脂肪が気になる方は別の内臓脂肪を落とす方法を選択しましょう。

左右でバランスが崩れることもある

例えば、顔面に脂肪溶解注射を行った場合、施術後の腫れで左右のバランスが違って見えてしまう場合があります。ダウンタイムの期間であれば、収まるのを待てば良いですが、骨格や表情の癖によるバランスの違いは、脂肪溶解注射で改善はできません。その辺の不安点も含め、経験が豊富な脂肪溶解注射のクリニックを選ぶことも大切です。

筋肉が発達していたり骨格が原因の場合は改善できない

例えば頬や顎周りの施術を希望した場合に、顔が大きく見える原因が脂肪ではなく筋肉の発達であったり、生まれつきの骨格であった場合は脂肪溶解注射をしても効果がありません。

自分では脂肪だと思っていたものが実は筋肉だったという可能性もありますので、事前のカウンセリングでクリニックの方にしっかり診察してもらい、顔が大きく見えてしまう原因などを正しく理解したうえで適切な治療を行うことが大切です。

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脂肪溶解注射が効果を発揮しやすい部位

部分痩せをしたい人に対して脂肪溶解注射の効果が発揮されますが、場合によっては脂肪溶解注射が不向き・効果が発揮されない部位があります。
基本的に、皮下脂肪がついていればどの部位にも使える脂肪溶解注射ですが、中でも効果を発揮しやすい部位は以下の通りです。

  • 顎下
  • 二の腕
  • お腹
  • 太もも内側

他の部位も効果が出ないという訳ではありませんが、人によっては効果を感じられないと思う方もいる可能性があるとのこと。
もちろん、人によっては上記の部位でも効果を感じられない場合もあるかもしれません。
もともとの骨格だったり、場合によっては脂肪吸引の方が良かったりなどするので、しっかりとクリニックで相談してくださいね!

部分痩せには脂肪溶解注射が効果的!ただしクリニック選びは慎重に

クリニック選びは慎重に・・・

今回は、脂肪溶解注射の効果やメリット・デメリットについて紹介してきました!

注射だけで脂肪の除去ができる脂肪溶解注射は、身体への負担が少なく気軽に行える痩身治療法です。手術をしないで部分痩せをしたい方には効果的な治療法といえるでしょう。
しかしながら、注射治療とはいえ、医師の技術力や知識量・経験数を要する治療法です。特に脂肪量の少ない顔への施術は、必要以上に脂肪細胞を破壊してしまうと、頬がコケてしまったり、肌のハリが失われたり、老けた印象を与えてしまいかねません。

一度破壊した脂肪細胞は再生しないため、適切な注入量や注射位置を見極めて施術する必要があるのです。脂肪溶解注射は医師の技術力によって仕上がりやデザイン、効果に差が出ます。失敗しないためにも、クリニック選びは慎重に行いましょう。
では、最後にクリニック選びのポイントをまとめて終わりにしたいと思います!

クリニックの選びのポイント

・立地のよさも大事
脂肪溶解注射は1回だけの施術で終わりではなく複数回通うことになるため、基本的なことですが自宅から無理なく通えるアクセスの良さは大事です。

・実績と症例があるか調べる
メリットの章でもお伝えしたように長年痩身向けの施術を経験しているところなど、なによりお医者さんの技術が高いクリニックを選ぶことが大切です。
クリニックの実績年数やお医者さんの経歴も調べておくと安心できるかと思います。

・施術料金と内容を確認する
料金はできるだけ安い方が嬉しいのは確かですが、クリニックによって薬剤の濃度も様々とのことです。

カウンセリングや問い合わせで詳しい話を聞きつつ、自分のお財布とも相談しながらよく検討しましょう。