カジノで大金溶かしたのは王子製紙の会長ではなかった!

みなさん、カジノについてどのようなイメージを持っていますか?
「華やか」「楽しそう」「一攫千金」といったポジティブなイメージがある反面、「借金や依存症が怖い」「治安が悪い」といったネガティブなイメージも強いです。

特に日本ではギャンブル・賭博を法律で禁止しているので、悪いイメージを持っている人の方が多いかもしれません。

大王製紙の元会長が、カジノで会社のお金を溶かして服役していた事例もありますからね・・・。
大事なことなので強調しておきますが、「王子製紙」ではなく「大王製紙」の元会長ですよ。

とういうのも、実は先日カジノについて友人と話していたときに、別会社であることに初めて気づいたんですよね(笑)

同じように勘違いしている人がいるのではないかと思ったので、今回は大王製紙事件や王子製紙の会長について取り上げたいと思います!

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王子製紙会長は無関係!大王製紙事件について

王子製紙会長は無関係!大王子製紙事件について

王子製紙」と「大王製紙」社名がそっくりな上に同じ製紙会社ですが、全くの別会社!
みなさんに馴染みのあるティッシュのブランド名でいうと、「nepia(ネピア)」が王子製紙で、「エリエール」が大王製紙だそうです。

大王製紙事件の概要

では、本題の「大王製紙事件」について説明します。

簡単にいうと、大王製紙の元会長である井川氏が、会社から不正に巨額融資を受けて、私的流用していた事件です。
なんと2010年4月から2011年9月までの間に、子会社から総額106億円の貸し付けを受けて、カジノにつぎ込んでいたといいます!

額が大きすぎて、平民には想像がつきませんね(笑)
ギャンブル依存症になって歯止めがきかなくなってしまったんでしょう。恐ろしいです。

井川氏は大王製紙に刑事告発され「背任罪」で逮捕、会長を辞任することになりました。

現在は、出所しており、本を出したりメディアにも出演しているようです。
東大法学部出身のエリート御曹司なので、一度の転落くらいどうにでもなってしまうという感じでしょうか。

ということで、王子製紙の会長はカジノとは無関係となります!

王子製紙の会長はだれ?

王子製紙の会長はどんな人なのでしょうか。
少し気になったので調べてみました!現在の会長は矢嶋進さんだそうです。

王子製紙会長の矢嶋さんの経歴

1951年 – 東京都生まれ
1975年 – 慶應義塾大学経済学部経済学科卒業
同年 – 本州製紙(現・王子製紙)入社
1984年 – パプアニューギニア木質チップ工場赴任
2007年 – 執行役員経営企画本部長
2012年 – 代表取締役副社長
2015年 – 代表取締役社長、グループCEO
2018年 – 日本製紙連合会会長

引用元:Wikipedia|矢嶋進

矢嶋さんは、新卒で王子製紙に入社されているんですね~!
王子製紙とともに歩んできた人生といっても過言ではないのではないでしょうか。
あまり多くの情報はなかったので、どういう人物なのか詳しく掘り下げることができなくて残念ですが、悪い噂も見当たらなかったのでよかったです。

また、王子製紙はかなり老舗企業ということで、勝手に同族経営なのかな思っていたので、違ったことにも少し驚きました。やっぱりこういうことって調べてみないと知ることがないので、企業研究って面白いですよね!

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実は日本も2016年にカジノ法案が成立している

実は日本も2016年にカジノ法案が成立している

それでは、ここからは少しカジノの話もしていこうと思います。

実は、日本でも2016年にカジノ法案が成立しているので、将来的にカジノ施設ができる予定だそうです。ちなみに、コロナ禍以前は、2025年前後にオープンと予想されていたのだとか。
知らなかった人は驚いたり、不安な気持ちになったかもしれませんが、カジノは経済効果や地域の活性化など国にとって大きなメリットにもなるため、実は悪いことばかりではありません。

経済効果・雇用の促進

日本にカジノができれば、外国人観光客の集客につながり、大きな経済効果を得られる可能性があります。そもそもカジノ法案の目的は「カジノを誘致すること」ではなく「外国人観光客を誘致すること」だそうです。

大和総研の試算によれば、横浜・大阪・沖縄の3ヵ所にカジノを誘致した場合、年間で2兆円もの経済効果があるのだとか!(参照:大和総研

また、統合型リゾート施設ができると雇用の拡大も必要となります。

地域の活性化

統合型リゾート施設の開発は、インフラ整備につながります。
「インフラ」とは、日常生活を支える基盤のことで、主に道路・鉄道・ダム・電気・ガス・水道などのことです。交通インフラが整備されると、移動が楽になったり、渋滞・混雑が緩和されるため、外国人観光客が訪れやすくなり、地域が活性化します。

治安の悪化やギャンブル依存症のリスクなどデメリットもありますが、カジノを日本につくることのメリットも大きいのではないでしょうか。

日本のカジノの入場規制案について

ギャンブル依存症対策として、日本人および日本で生活している外国人にはカジノの入場規制が課せられる予定だといいます。

入場料 6,000円
年齢 20歳~
回数 週3日、月10日まで
身分証 マイナンバーカード

個人的には、入場料を6,000円も払ってカジノに行こうとは思わないかもしれませんね。
入場規制は、カジノ誘致で成功したシンガポールをベースにつくられたといいます!ちなみに、シンガポールのカジノでは、自国籍および在日外国人の入場料は日本より少し高めの8,000円です。

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日本がカジノで認めるゲームは9種類

カジノ管理委による規則案によれば、日本のカジノでは9種類21分類のゲームと電子ゲーム機を認めるといいます。

・バカラ(2分類)
・トゥエンティワン(4分類)
・ポーカー(8分類)
・ルーレット(2分類)
・シックボー
・クラップス
・カジノウォー
・マネーホイール
・パイゴウ

参考:「カジノで認めるゲームは9種21分類と電子ゲーム機」 施行規制案でカジノ管理委が公表

詳しくないので、これが良いのか悪いのかも判断できませんが・・・(笑)
パイゴウは中華圏で行われているゲームらしいです!世界的にみるとマイナーみたいですが、日本は中国人観光客が増えているので、そこが狙いなのでしょうね。

なんでも「ほどほどに」が重要!

ちなみに日本のカジノ法案は、マスコミ各社の世論調査によると反対派が優勢だそうです。
カジノで失敗している大王製紙の元会長は、カジノ法案について賛成でも反対でもないといいます。理由は、日本にカジノができても「行かない」からだそうです。

確かに、依存症が心配な人や怖いと感じる人は、そもそもカジノをやらなければいいことなのかもしれません。とはいえ、家族や恋人がなってしまったらどうしようといった不安もあるので、カジノ施設をオープンするにあたって国がしっかりとギャンブル依存症の対策をとってくれることを望みます。

もし日本にカジノができて行く機会があっても、ほどほどに楽しむくらいにしましょうね。