漢方をまずいと感じたら合わない証拠?飲めない時の対処法を紹介!

漢方をまずいと感じたら合わない証拠?飲めない時の対処法を紹介!

こんにちは!そして明けましておめでとうございます!

突然ですが、みなさんは漢方を飲んだことはありますか?
実は先日、体質改善したいな~と思って、漢方治療のカウンセリングを受けに行ってきました!漢方薬剤師の方に相談するなかで、いろいろタメになる話を聞くことができたので皆様にも共有したいと思います。

漢方はまずいから飲めない、自分には合わないと苦手意識を持っている方は多いでしょう。この記事を読めば、なぜ漢方が合わなかったのか、その理由が分かるかもしれません!おすすめの対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

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漢方が髪にもたらす効果とは?

今回カウンセリングを受けるなかで驚いたのが、漢方が髪の毛にも良い効果を与えてくれるということです。美容師としては食いつかずにはいられない話題でした(笑)
クリニックでも髪に関する悩みを相談される患者さんが増えてきているそうです!

漢方が髪にも良い効果を与えてくれると言いましたが、一体どんな効果を与えてくれるのでしょうか?まずはそこから説明していきますね!

漢方には「抜け毛・薄毛」「くせ毛」「髪のパサつき」「白髪」といった髪のトラブルに有効だと言われています。

これらのトラブルの原因と向いている漢方については

●血虚(血が不足し全身に栄養が行き渡らない)
⇒四物湯、芎帰膠艾湯、当帰芍薬散、加味逍遙散ets…

●腎虚 (“腎”の気が足りなく、下半身の臓器機能が低下する)
⇒六味丸、八味地黄丸、牛車腎気丸etc…

●湿熱 (体内に溜まりすぎた不要な水・熱が原因となり様々な不調を引き起こす
⇒竜胆瀉肝湯、五淋散、越婢加朮湯、消風散etc…

などがあるそうなのですが、その人によって適した漢方は異なりますので、より確実な効果を得るためには自己判断で選ぶのではなく、しっかりカウンセリングなどを通して自分に合ったものを処方してもらうのがベストだと思います。

ちなみに髪の毛を艶々にしたい方には四物湯が、ホルモンバランスの乱れで髪が生えづらい方には加味逍遙散、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸などがオススメだとも言われているそうです!

わたし自身においても普段から髪の毛に関わる仕事をしているので、ぜひ試してみたいところではあります(*’▽’)

漢方を飲めない人はこの対処法を試してみて!

漢方を飲めない人はこの対処法を試してみて!
漢方と聞くとなんだか味に癖があって飲みにくいイメージを勝手に持っているのですが、皆さんはどうですか?

実際わたしの周りに聞いてみても「口に合わないから飲めない」「まずいから続かなかった」という人が多かったので、少しでも漢方を飲みやすくするための対処法を調べてみました!
これから3つほど紹介しますので参考にしてみてくださいね。

対処法①:水または白湯を口に含んでから漢方を流し込む

1つ目の対処法は、「水または白湯を口に含んでから漢方を流し込む」です。
漢方に限らず、顆粒タイプの薬を飲む際には先に水か白湯を口に含みそこに薬を流し込んで飲むことで薬があまり口内に張り付くことなく飲み込むことが出来ます。

対処法②:服薬ゼリーやオブラートを使用する

2つ目の対処法は、「服薬ゼリーやオブラートを使用する」です。
水を先に口に含んだとしてもそもそも粉薬をうまく飲めないという方はこの方法を試してみてください。

対処法③:アイスやココアなどと一緒に飲む

3つ目の対処法は、「アイスやココアなどと一緒に飲む」です。
漢方は匂いや苦みなどがあることから飲みにくく感じる方も多いかと思うのですが、これを濃厚な味でカバーするという“マスキング”を用いることで比較的飲みやすくさせます。

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漢方を飲むタイミングについて

漢方を飲むタイミング
漢方の多くが「食前」または「食間」に飲むことを推奨されているのですが、食前・食間の正しいタイミングがいつなのかご存知でしょうか?
意外と間違った認識をしている人、多いんじゃないかなと思ったので、ここで説明しておこうと思います!

【食前とは】
食前を勧められているものに関しては「食事の30分前」が飲むタイミングです。
食事前に飲んで時間を空けず食事をした場合、胃の中で漢方薬と食べ物が一緒になるため、食後に飲んだことと同じになってしまいます。
そのため、胃の中に食べ物が無い状態で漢方薬を飲み、少し時間をおいてから食事を摂るようにした方が良いのです。

【食間とは】
食間を勧められているものに関しては「食後2~3時間後」が飲むタイミングです。
食間と聞くと、勘違いで食事をしながら飲んでしまうということもあるようなのですが、これだと“食中”になってしまいます。
そのため、食べ物が胃の中から無くなる頃の食後2~3時間を目安に飲むようにしましょう。

漢方を「まずい」と感じたら身体に合わない可能性がある

上記の対処法を試してもどうしても“まずい” “飲めない”と感じる場合は、その漢方はあなたの身体に合わない可能性も考えられます。
実際私のカウンセリングを担当してくれた漢方薬剤師さんは

本当に体質に合っている漢方は
「おいしい」「あまい」と感じることもあるんですよ!
漢方薬剤師さん
漢方薬剤師さん
とお話してくれました。

漢方は苦いのが当たり前
だと思っている方が多くいらっしゃると思うので、薬剤師さんのこの言葉に驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、それに関連した説明がされている文を見つけたので載せておきます。

漢方では「良薬口に苦し」ではなく「良薬口に甘し」としばしばいわれます。どういうことかというと、その人のからだにあっている薬(漢方薬)は、まずい薬でもおいしく(飲みやすく)感じるということです。逆にその人のからだにあっていない薬(漢方薬)は、おいしいはずの薬でもまずく(飲みにくく)感じるということも意味します。これは煎じ薬ですと味がダイレクトなのでわかりやすいですが、顆粒などの薬は乳頭など加えてあるのでわかりにくいということはありますが。黄連解毒湯という極めて苦く、まずい薬があります。身体に合っている人は、おいしいとはいいませんが、意外に平気で飲めてしまい、まずいとはあまり言いません。これをからだに合わない人に飲ませると、まずいし、飲みにくい、無理に飲むと気持ち悪くなると訴えたり、実際身体の不調もしばしばおきます。

引用:良薬口に甘し|田中医院

この考え方は絶対ではないものの、服用している漢方薬が自分に合っているかどうかの判断の基準として参考になるものなので覚えておいて損はないでしょう。

わたしの経験談としては確かに昔風邪をひいた時に友達から「銀翹散」がすぐ効くし飲みやすいからオススメだと言われ飲んでみたのですが、まずいと感じて飲み続けられなかった記憶があります。

しかも頑張って飲んでも特に効いた感じがしなかったので、今考えてみると、わたしには合わない漢方だったのかもしれませんね・・・

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合わないものでなく自分に合った漢方を処方してもらおう

漢方はとても種類が豊富なので、自分で選ぶのはやはり難しいですよね。
合わないものを選んでしまったら、わたしみたいに飲み続けられなかったり、効果を感じられない可能性もあるので、クリニックや漢方薬局などの機関で処方してもらうのが良いでしょう。

漢方は体の健康はもちろんですが、心の健康にも良い影響を与えてくれるのだとか。
漢方薬剤師さんの話によると、涙が止まらないほどメンタルがボロボロな状態から立ち直ることができた患者さんもいたそうです(>_<)心が健康になりポジティブに物事を考えられるようになると、自然とまわりの環境も良くなっていったりしますよね♪

漢方って風邪のときに飲む苦い薬ってイメージがありましたが、体と心に寄り添ってくれるお守りみたいな薬なんだな~と話しを聞きながら考えていました。